夜霧の街

英語ではcity hall。日本語では都庁。どちらにせよ夜霧に霞んで消えてしまいそう。一昨日は夕方雨が上がるとともに気温が上昇を始め副都心は深い霧に包まれました。
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teratotera

飛行機雲が映えるよく晴れた日曜日、ハヤとマルを連れて井の頭公園に出かけて、びっくり。巨大な木の構築物が引き倒されるところだったのです。台地に崩れ落ちた瞬間の大音響にマルもびっくり。後で調べてみたらteratoteraによる、「いせや」の公園通り店の改築で発生した木材を使ったアートで、引き倒しの前には引き興しもあったようです。おもしろいですね。公園には鷹匠に連れられて猛禽も来ていました。人波が引き切るのを待って犬たちは思う存分走り回りました。
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tête de moine

建築の素晴らしさもさることながら気の利いた小道具がいたるところに潜んでいました。黒い食卓の上の幾何学はスイスのフランス側のジュラ地方の修道院チーズ「テット・ド・モワンヌ」とそれを削るための専用の道具「ジロールgirolle」。美しい、おいしいだけでなく楽しいショウになっていました。見習いたいものです。
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[中心のある家]

所沢を訪れたのは阿部勤さんの自邸[中心のある家]を体験させていただくため。整然と区画割りされた分譲地の一区画が周辺とは趣の異なる小さな森のように育っていて、樹々に包まれるように、区画とは45度ふれて、打放しの家がありました。方形の「中心」とその四周に配置された2つの吹き抜け、階段室をはじめとした場との多様な関係性により建築が形成されています。RCのフレームの向こう側に拡がる食事の空間でまるで音楽家のようにハモン・セラーノを削っているのが阿部さんです。夕方にかけてこの吹き抜けには陽が差込み、料理ショウの様子が2階に向かっても発信されていました。玄関の反対側に続く、床レベルが40cmほど上がった小さな「縁」空間も私のお気に入り。建具のない「窓」のある屋内のような屋外空間です。40年近い時空を経た建築は、家族の家の役割を終え、75歳の独り暮らしの建築家を主にして、人が集まるのを心待ちにしているようでした。楽しいひとときを過ごさせていただきました。
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米軍基地

所沢へ。普段は身近に感じることの少ない米軍基地の脇を延々と歩きました。有刺鉄線で囲われた広大な空き地の中に巨大な鉄の塔がいくつか建っています。人も飛行機もなく静かではあります。
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エビだよ

朝6時の散歩の後は中庭で新聞と紅茶と犬たち。銜えるとキュキュと小動物の悲鳴のような音がでるゴムのおもちゃを投げて犬たちが取りに走ります。2頭いて競争になり奪い合いになるところが醍醐味です。緑色のワニが重傷を負って新しくエビが登場しています。似合うでしょ。
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静かな山

天草・雲仙・長崎の旅。紅葉が始まった雲仙・普賢岳。下界は晴れていましたが標高1000mの仁田峠付近は霧の中。水墨画のような幽玄の世界は写真には容易におさまりませんでした。あの大噴火の火口が1500m先にあるとは思えない静けさでした。
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[富ヶ谷の集合住宅]

[富ヶ谷の集合住宅]をホームページにアップしました。私のカメラでは取れなかった打放のキッチンカウンターも載っています。
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散歩の亀

肌寒くなってきて服を着せてもらったマル。赤が似合っています。鼻先にある物体は直美が拾ってきた近くの住宅街を散歩していた亀。頭手足を固く仕舞って石になっていて遊び相手になりません。体長15cmくらいはあり甲羅には蛍光塗料の痕跡。在来種のようなので井の頭水生動物園の脇の池に戻しました。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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