武蔵野市側の上水

今朝は気分を変えて、玉川上水の対岸、つまり武蔵野市側を歩いてみました。右手に上水、その向こうが三鷹市で、「風の散歩道」と名づけられ整備されてます。
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「高畠ボックス」

[Big Dog House]の近くにある宮脇檀さんの「高畠ボックス」の隣地が更地になっていました。こうして南側全貌が見えるのは初めてのことのはずです。およそ30年前。仕事を始めた頃は、宮脇檀さんや東孝光さんの作品が私たちの先生でした。
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フクのひとりごと 2

「おとうさんの部屋で寝る時は、ここです。おとうさんは困っているようですが、本能だから仕方ありません。どうしてもグルグル回って掘ってしまうのです。このソファのふくらんでいるところの下、掛け布と毛布の中で私は眠っています。」
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「こんな風にね。」
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message bean 第5週

ついに双葉がでました。
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春の予感、ですが、いっぽう外に置いてある犬の水は凍っています。
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玉川上水 朝

日出時刻の15分後。今の季節には玉川上水の軸線上に日が昇ります。暫し犬たちを忘れて・・・。
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[al domino]・始まり

[al domino]での犬と建築の本の撮影の時のようすです。オーナーが引越されてから初めての訪問でした。
建築の仕上げはできるだけシンプルにしておいて、住まい手のテイストが溶け込みやすくしておくのが、私の家造りのスタイルです。住むためのアート・ギャラリーのようなものですね。ですから、生活が始まって家の成長が始まった様子を拝見するのは、とても楽しみです。[al domino]はほとんど無彩色の空間に植物の緑、果物の赤、陶器の青などさまざまの色が生き生きとしていました。

白のニッチが効いています。この犬は置物。
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こちらが本物のモモちゃんです。この大判の白いタイルは表面がつるつるではないので、犬が走り回ってもすべりません。掃除はちょっと手間がかかりますが・・・。
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普通はモルタルで埋めてしまうPコン穴をそのままにしてあります。中に突き出しているネジにフックを取り付けていろいろなものをディスプレーすることができます。
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貸室のほうはあと残り1つ。こちらのほうはtpoにお問い合わせを。

インドの旅から・子供たち

ジャイプールの元気な子供たち。右上に並べられているのは凧。
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凧揚げで遊ぶ子供をよく見ました。道端のバラックが彼の住まいなのでしょうか。
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糸の切れた凧が木にひっかかって「楽しい果実」。
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バスの運転手に売り物を割られた風船売りの女の子が激怒しています。「お金を払えばいいってもんじゃないわ。」
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この少年はおとうさんのお手伝いかな。働いている子供がたくさんいました。
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雪の井の頭公園

吉祥寺四軒寺の[al domino]で朝から取材があったので、雪の降りしきる中を [doghouse]から井の頭公園をぬけて歩きました。
出かける直前の[doghouse]。アスパラガスの繊細な緑のうっすら雪化粧がきれい。
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林の中はみごとな雪景色でした。人影もまばら。犬も僅か。
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帰りは四軒寺近くのお気に入りの一二三へ。雪のおかげで待たずに席へ。秋田出身のマスターと雪好き犬好きで話がはずみました。一二三そばに煮たまご、おいしかった。

ついに雪

6時40分に雪が降り始めました。散歩は傘も不要なくらい。8時30分。積もっているとは言いにくい感じですが、うっすらと白くなりました。犬たちも猫もみんな一緒に床暖です。
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鍋猫、ではなく鉢犬?

Brutus誌に提供する写真を探しているうちに2006年のアーカイヴで発見した写真です。現在は睡蓮鉢としてこの中で金魚も暮らしています。イヌもネコもこういうところで丸くなるのが好きなんですね。
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photo by Naomi Kinoshita

雪、からぶりで犬喜ばず

雪の予報に除雪用シャベルまでも用意しました。足拭きマットもセット。カメラも手元に。冬でも裸足の私も部屋にサンダルを準備、で、朝6時。雪どころか雨もふっていませんでした・・・。雪だとお散歩は一苦労なんですけれどね。
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message bean 第4週

ここまで持ち上がってきました。文字がはっきり読めます。豆にどのような細工をしたのでしょう。やらなくてもいいことですよね。うっかり購入してしまいましたが、間違いだったなと思っています。それはそれとして、理科の実験としては面白いな。
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マル君・4ヶ月

建築と犬の本の取材で[金沢文庫の家]に行ってきました。11月15日に[doglog]に登場したマル君。倍くらいの大きさに成長して走り回っていました。のびのびと育っている感じ。いよいよ明日お散歩デビューだそうです。なんでも齧る年頃なので植木鉢がみんなぶらさげられていました。マル君とともにいろいろなものが家に馴染んできているように思いました。
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インドの旅から・タージマハル

インドの旅の主題はほんとうはダッカのカーンでした。ブッキング完了後、出発の直前に政情不安が原因で渡航延期勧告発令。一人旅ではなかったので断念。急遽アーグラが旅程に加わりタージ・マハルにめぐり合うことができたわけです。
想像以上に美しいランドスケープでした。すべてがこのアングルのためにあります。
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出口からの見返しです。
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大理石の象嵌によるパターンも見事。
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アーグラ城からの川越しの遠望も美しい。
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窓のフレームがつくと完璧な絵になります。タージ・マハル造営による浪費の責を問われた王はここに幽閉されたのだそうです。
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カエル・コレクション

カエル、蛙、帰る。お正月に[Big Dog House]で母のカエル・コレクションの一部を並べてみました。ちょっとした旅に行くとカエルを探してお土産にしています。緑色のが去年のインド。下段中央はカンボジアの木製蓋物。最近ではキューバでだけは納得の行くカエルを見つけられませんでした。
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クウのひとりごと 2

「イヌは餌を全部食べてしまいますが、ネコは少し残しておいたりします。けれども我が家ではうっかりするとイヌに横取りされてしまうので、私の餌はおとうさんの部屋の箱階段の上に置いてあります。ここだとバカな犬たちには手も足も出せないのです。だから私はよくおとうさんの部屋に出入します。ここで寝ることもありますが、最近は受験生のおにいちゃんの部屋で寝ることが多くなりました。鍵をかけてしまうので、早起きしてちょっと中庭に出ようと思ったときに、こんな風に、悲しいことになってしまいます。」
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Cellar Door Sessions

遅々として進まない原稿書きに決着をつけようと、休日の仕事場に篭りました。電話もこない、打合せもない、犬もいない環境は原稿にはうってつけのはずです。朝9時始動。まずはBGM。普段は聞かないDylanの最新3枚組ベスト。が、うっかり聴いてしまってダメ。で、Milesの6枚組 The Cellar Door Sessions。これが効いたのか、珍しく快調に筆が進み、夕食は[doghouse]でした。上の部屋から戻った時、誰もいないはずの部屋にスタッフが立っていて、ドキっ。休日出勤、感謝です。
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初期のMilesも好きですが、In a Silent Wayあたりからの挑戦的変遷が特に好きです。この6枚組でのユニットにはKeith JarrettやJack DeJonetteがいます。John McLaughlin参加の曲がお気に入りです。写真の背景でこちらを見ているのはMike Bloomfield。PPMのEarly Morning Rainのギターは彼なのだそうです

日出時刻

新年3日から昨日まで11日間6時51分だった日出時刻が今朝は6時50分になりました。折り返し点を過ぎたわけですね。これからゆっくりと春に向かっていきます。今は玉川上水の木々の葉もほとんど落ちて、曇っているときは朝の散歩は寒々としています。この写真でもドウダンの赤だけが冴えています。今年は犬の散歩を日出時刻に合わせてみようとお正月に決意しました。昇ってくる朝日に向かっての散歩があまりにも感動的だったからです。4時24分まで早くなる6月にはどうなるか心配ですが、自然連動の生活から何か発見があるかもしれません。
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優秀作品選考会

日大・居住空間コースの今年度優秀作品を選ぶ会がありました。全員で選ぶ一番のほかに個人賞も選びます。これが私の選んだ重松さんの集合住宅計画。一時代前の形態をしていますが、提起されている住まい方の斬新さを評価しました。
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ゲストクリティックはヨコミゾマコトさん。代官山集合住宅をしっかり覚えていてくれたのがうれしかった。

message bean 第3週

「なんだろう?なんか字が書いてあるぞ」
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インドの旅から・ジャーリー

窓にはめ込まれたジャーリーと呼ばれるスクリーンが印象的でした。石を彫ってつくられています。木の格子とは趣が違います。気候風土に合っているのだと思います。
まずはアーグラ城の白大理石のジャーリー。
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ファテプル・シークリー宮廷地区。手摺も含めてジャーリーだらけです。よく風が抜けることでしょう。気持ち良さそう。
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外が透けて見える感じがなんとも言えません。こちらはかなり繊細です。ファテプル・シークリーモスク地区。
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暗い室内にジャーリーを通して陽が差し込んでいます。美しい光と影。デリーのフマユーン廟。
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アンベールの城郭宮殿で見かけたのはかなり厚みがあって、角度もついています。
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インドの旅に際しては神谷武夫さんの「インド建築案内」(TOTO出版)が貴重かつ魅力的なガイドブックでした。

フクのひとりごと

「仔犬がいなかったころの平和な写真です。ハヤは寂しがりなので、母犬代わりにしっかり遊んでやらなくてはなりません。最近はハヤが俊敏になり過ぎて、ひっぱりっこも球ひろいもつきあい切れません。家族みんなが家にいたお正月が過ぎてしまった後は、お相手がたいへんでした。ゆっくりお昼寝したいものです。やれやれ。そう言えば本日発売のcasa brutusに私の写真がちょっと載っています。住んでみたから言える我が家の5か条、だそうです。やれやれ。」
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ハヤのひとりごと 2

「みんなで吉祥寺のスタバに行ったときの写真です。東急百貨店の裏にオープン・エア席があって、ここは僕たちもOK。たくさんの仲間が来ています。うちから歩いて30分くらい。とても楽しいお散歩です。フクちゃんはテーブルの下で寝そべっています。」
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[al domino]/シマトネリコ

暮れに[al domino]に植木が入りました。メインは建物両側のシマトネリコ。落葉のトネリコとは違って冬でも柔らかい葉が茂っています。影も建物によく合います。
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賃貸エリアのほうのシマトネリコの根元には、ウェルカム・プレートが。
遅まきながら齋部功さん撮影の竣工写真をworkshop-kino.comホームページにアップしました。全貌はこちらでごらんください。
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空きはあと2部屋だけ。こちらのほうはtpoにお問い合わせを。

message bean

12月24日に缶を開けたmessage bean。14日目にやっと姿を現しました。大昔の理科の実験を思い出します。
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開けた時はクリスマス・モードでした。
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夜の散歩

ゆっくり[doghouse]で過ごした冬休みのあいだは夜も犬たちの散歩に行きました。この季節は5時を過ぎるともう暗くなってしまいます。
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「ここは僕たちの大好きなcoreというお店です。玉川上水に面した散歩コースにあって僕たちのためのいろいろなものを売っているだけでなく、軽くお茶で一服することもできます。僕たちのための水もあります。ここでおかあさんがおいしいものを買ってくれます。ここのお姉さんもとても優しいので大好きです」
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十二支

2008年。子年。カンボジアで何年か前に買ってきた十二支の箸置きです。猪が豚だったり牛が水牛だったりするほかは、おおむね日本と同じ動物が集まっているようですが、よく分からないものもあります。12時の方向に置いたのがネズミなのは確かなようです。
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朝10時頃、霰と呼ぶのでしょうか、雨でも雪でもない白い小さなものが降りました。[doghouse]の屋根です。見えるでしょうか。
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インドの旅から・ハワマハル

ジャイプールがピンク・シティの愛称を持つのは多くの建物がピンクに塗装されているから。ピンクの建物の代表格がこのハワ・マハル(風の宮殿)です。ジャーリーと呼ぶ石のスクリーンがはめ込まれた窓が印象的です。
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駱駝は町中どこにでもいます。
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ジャンタル・マンタルからハワ・マハルの裏側が遠望できます。
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クウのひとりごと

「この家の引戸はどれも片手で開けられます。仔犬に追いかけられたり、子供にかまわれるのはイヤなので、安全な部屋を徘徊しています。箱階段の上には仔犬は上がってこられません。」
開けた戸を閉める、という発想はまったくないので、寒い季節にはちょっと迷惑。
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西園・霜の朝

元旦。井の頭公園西園には霜が降りていました。フクの散歩でここに来るようになってから10年余、たくさんの犬ともだちができました。三鷹の商店街あたりでも時々犬ともだちに出会います。年の瀬の30日にはパウケのおかさんに呼び止められました。前の日にパウケは14歳で亡くなったと聞いて、胸が痛くなりました。
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マリノ13歳とマリノのおとうさんです。
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a happy new year

あけましておめでとうございます。

2008年の年賀状はこのアングルで家族4人と犬2匹猫1匹が勢ぞろいした写真になりました。 [doghouse]が出来てこのシリーズの年賀状になって3回目。こういう絵が撮れる空間を幸せに思います。みんなが写っていると動物の本物と偽者が紛らわしいのですが・・・。左手前には犬のフィギュアがあります。
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逆光のシンピジウムが華やかな絵になりました。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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