白州甲斐駒涙



ホリデー快速の待つ小淵沢に向かうころには夕日が稜線の向こうへ。甲斐駒を背景に野焼の煙。空はくっきりと澄み切って幾条もの飛行機雲。その昔、田中泯がいた白州に何度も来たのは高校の先輩でもある田村光男さんに惹かれたから。だから白州には田村さんの想い出がいっぱい。[from DANCE]で使ったガラスの温室はまだここにあるはずです。その田村さんが白州に来る前の日に急逝されていたことを私は知りませんでした。
requiescat in pace



















-由比歩き4。極上の鰺が上がるので有名な倉沢。猫もいて、海を眺めていたりもします。山際を這うように続く旧東海道には町並みの名残。このあたりからの富士山の眺めの構図は見事です。対岸の伊豆の夕景も美しい。



-由比歩き3。東海道五十三次の宿場、由比。門の向こうの由比本陣公園内に東海道広重美術館がある。「東海道五拾三次之内」が勢ぞろいしていました。併設の宮川香山の眞葛焼の異常に細やかな立体装飾も面白い。向かいにある「正雪紺屋」は由井正雪の生家。








-先週末は由比へ。桜えびで有名な漁港の町をのんびりと散策しました。山が駿河湾に迫ってきていて海辺から少し離れると階段があちこちに。旧東海道沿いの家並みには昔日の面影もかなり残っています。東海道線のさらに海側にある高速道路が無ければ世界にも誇れる名勝だったに違いありません。




photo by MI
-クラス会@長崎。長崎を深く味わってもらいたいので、クラス会前後の食事処は、知名度は棚に上げて行きつけの地の店から選びました。前夜祭はこのブログに何度も登場している「武蔵」。ここの鯛の兜蒸しの旨さの秘訣は添えられた野菜にあることを確かめました。皿うどんは「寿々屋」。坂路をひとしきり歩いた裏手の住宅街にさりげなく暖簾がでている、地元に愛されているお店。雰囲気だけでもおいしくなってしまいます。私だけの店だと思っていたのに、小山薫堂の「ふくあじ」に取り上げられているのだそうです。後夜祭は前にも載せた内緒の店。いずれも持ち味を活かし切った宴になりましたが、極めつけは[ヴィッラ]。地魚刺し盛り、特製皿うどん、自家製野菜サラダにウィーンで買い付けた極上リースリング。海の幸が絡みついたぱりぱりの極細麺に金蝶ソース。皿うどんは家が一番と言われるわけです。最高のクラス会になりました。感動のあまり写真がほとんどなく、同級生から借りた皿うどん写真と翌日撮った夜景をアップします。



























-一日切符で都電荒川線を探訪してみました。前に乗ったのは記憶にないほどの昔。車両の様相が違っているほかは基本的に昔と同じ。のんびり動いていてゆっくり街を楽しむことができます。軌道内を自動車が走る箇所も一部あり、ガードの下をくぐったり、意外にアップダウンもあって、面白い。「小台」「梶原」といった未知の駅名もありました。烏や猫も軌道内をトコトコ。何十枚も写真を撮りました。
