梅花藻

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二度目の三島源兵衛川。子供たちや犬も水に入って楽しそうでした。水中の小さい白い花はバイカモ梅花藻Ranunculus nipponicus。キンポウゲ目キンポウゲ科の日本固有種で冷たい流水中でのみ生育するそう。咲いているのは水が冷たくきれいな証拠です。この富士山の伏流水は稲作には冷たすぎて、貯めてあたためて水田に流すのだそうです。よく見るとこの花を求めて可憐なトンボがたくさん飛んでいます。これはカワトンボ科のハグロトンボ羽黒蜻蛉Calopteryx atrata。腹が青いのがオス、黒いのがメスだそうです。

深大寺

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comma佐野ももさんの「深大寺の2塔」。深大寺植物園に連なる林に建つ伸びやかな2世帯住宅。ラワン尽くしのラフな仕上げに元気をもらいました。ラフさは北山恒さんの影響大かな。2塔が半階ずれていてそれらをやはりラフなデッキで繋ぐことで面白い効果を生んでいます。このあたりはフクを連れてよく来たところですぐ裏にはドッグランもあります。ついでに玉乃屋で蕎麦をいただきフクのお墓にも寄りました。facebookにも数枚写真をアップしています。

蓮睡蓮

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三渓園のもうひとつの魅力は季節の花。今は蓮、睡蓮、百日紅、槿。たまたま通りかかった説明員の方が開花2日目の花の中を開き見せてくれました。黄色い真ん中は次の日には黄緑色に変わるそう。とてもいい香りです。場合によっては説明員をお願いすると意外に大きな収穫もあるのは学習済みです。

蝉猫鷺

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三渓園には生き物もいっぱい。赤トンボ、シオカラ、トカゲ、蝉。コンデジが威力を発揮しました。赤トンボはヒトカゲ並みにレア。暑いせいか鳥の姿は意外に少なく鷺1羽。園内は「置き餌禁止」ということで猫の天国のよう。とは言え、子連れの母猫の姿勢は真剣でした。

三渓園

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横浜に出かけたついでに三渓園へ。山手には大学院時代からバイトの塾に通っていたし、根岸の崖の上にはワークショップ時代の現場があって本牧で打ち合わせもしたけれども、ちょっと先の三渓園へは初めて。山あり池ありの庭園に点在する建築群は思った以上に見応えがありました。原三渓の住まい鶴翔閣(1902年)が貸し出し施設として利用されているのもいい。facebookにも数枚写真をアップしています。アカウントはMichio Kinoshita。

犬のお使い

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台風7号で荒れるというので火曜は仕事を早めに切り上げて帰宅。まだ雨は降っていなかったので新宿駅までは歩き。こういう空模様の時は音楽はいいやといつもと違ってイヤホーンをセットしなかったのが失敗。駅について早い帰宅を母に知らせようとしてやっとスマホを置き忘れたのに気づきました。電車に乗ると無意識に手を伸ばすスマホがないのにはすぐ慣れたけれども、家では時計、目覚まし、パソコン、音楽プレーヤーの役割を担っているので、いかにスマホに依存した暮らしをしているかをあらためて確認することになってしまいました。時々スマホから離れたほうがいいな。無事台風一過の翌朝、世田谷区役所へ。歩いて行くつもりだったのですが、スマホがないということは歩いても記録されないと思うと暑さを凌いで歩く気力が俄かに萎えて、5分ほどのところに区役所行のバス停があるのを思い出してバスに切り替えました。仕事を始めて十数年はよく役所に通ったのですが最近はスタッフのお世話になっていて久しぶりです。税金で雇われた公務員がサンダルを履いてのんびり仕事をしているさまが大嫌いであまり気が進まなかったのですが、忙しいスタッフに行ってもらうのは申し訳ない用事だったので時間の余裕が一番多い私が出かけて、犬のお使い。全く役にたたないのは、猫のお使い。写真は悠々と寝そべる三渓園の猫たち。サンダルは上履きに変わっていました。

太陽道

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長谷寺室生寺が同緯度なのは偶然とは思えない不思議。ダニ・カラヴァンはそれに乗ったのかな。Murou Art Parkの案内には北緯34度32分「太陽の道」の記載があります。展覧会やカタログで知る彼の作品の多くが自然と対峙する幾何学という姿勢が強いのに比して、ここでは稲作を手がかりに自然との融和を試みているように感じられる。この壮大な奥深いジオパークにわずか30分しか居られないのは残念。これは前回も同じ。次があるとしたら同じ失敗を繰り返さないように、昼飯を室生寺前でとってはいけないことを備忘録とします。時間があれば周りの森の小径も歩きたかった。瞬く間に赤とんぼを捉えられたのはうれしい。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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