we are not alone

やっと天気も春になって、気持ちのいい朝になりました。鳥の囀りが心地よいこの静けさは普段とあまり変わりがありません。普段でも子供たちが個人棟から姿を現すまでの時間、猫のクウが家の内外を走り回っています。先ずはみんなそろって朝陽を浴びて。上の方に小さく見える緑の物体がハヤのお気に入りのワニ型おもちゃ。これで遊んでやるのはもう少し落ち着いてからです。
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alone in [doghouse]

[doghouse]でのおよそ6年になる暮らしで初めての独り留守番。そんなに広い空間ではないのに一人には広い。ハヤとクウがいるので正しくはひとりではありませんが、とにかく趣が違います。ハヤは異変に気付いたのか、昨晩は神経が咎っていました。写真は平常時に撮られた僕は独りという感じが漂っている一枚。犬猫の世話以外の家の仕事はほとんど見当たらないし、あまり遅く帰るわけにもいかないので、時間はたくさんあります。どうしようかなあ。いえ、たかだか2泊3日です。
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photo by naomi kinoshita

瞬く間の空の上

居住空間デザインコースの謝恩会で帰りが遅くなるなどして3時過ぎに床に着くと、珍しく猫のクウが一緒。毛布の中に入れてやりましたが、私は一瞬にして眠りにつき、次の場面は明け方クウに起こされる之圖でした。おかげでたいへん眠いフライトなのに上空も快晴。富士山、天竜川、南アルプス、京都、博多、霧島。目を閉じる暇なく長崎に着陸。やっぱり絵は富士山かな。手前の方形の人工的地形は東富士演習場。
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街を歩けば

一週間の締めの打ち合わせが首尾よく終わり三鷹に戻ってきた宵の口にお疲れさまのギネス・パイント。CRTに流れるPatti SmithとのデュエットのDark Eyesがうれしい。別の止まり木で顔なじみとワインを一杯。ぶらりと歩いて[doghouse]の横丁へ折れたところで生垣の前で立ち話の二人。雨が降りそうなので雛が巣立つ間際の鳩の巣に傘をかけたとのこと。思わず「ありがとう」。翌朝の案の定の雨の散歩で立ち寄ってみると大きな雛が母鳩を待ちわびているところでした。いい街だなあ。120318.jpg

sakura

長崎、龍馬の道で早くも咲いている桜。ソメイヨシノのように見受けられますが特別な種類なのでしょうか。塀と歩道に使われている地の石がほとんど白に近い仄かな桜色を引き立てています。
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やっと武蔵

長崎。行きつけの「武蔵」は海が荒れたりして地魚が入らないと店を閉めてしまいます。夜市内に着いて定宿への道すがら、小さな赤い提灯の灯りを認めた時の歓びは格別なものがあります。今回はおよそ一月ぶりの「武蔵」。魚はアラカブを選んで、先ずは刺身を出来たばかりの自家製塩で。頭と骨は唐揚げにまわして、味噌汁は旬のアオサと初めての黒貝。地のムール貝といったところでしょうか。いい出汁が出ていました。そうそう有明海のアゲマキも塩焼きでいただきました。
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檸檬はるか椪柑

3・11。あえて集会等には行かず久しぶりに[doghouse]で過ごしました。うっかりテレビがついていて、式典や特番が苦しみ続けている人々にまた新たな負担を強いている有様を横目で見てしまいました。それはそれとして、東日本を廃墟にしてしまう可能性もないとは言えない数多の使用済み(ばかりではない)核燃料が、いまだに野ざらしに近い壊れかけたプールで息をひそめている事実をどのように捉えればいいのでしょう。せめて写真だけでも明るく、長崎から宅配した檸檬、はるか、椪柑。おいしそうな色だなあ。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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