[binario]

長崎のヴィッラ。内部を見ていただいてきましたが、ここで全景を見ていただきましょう。ひとつの家が4戸のユニットで構成されています。
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ユニットを繋いでいるのが[binario](ビナリオ)と呼んでいる空間がこの建築の要です。地面から80cmの高さのコンクリートの台上の木のフレームにファイバー・グレージングの建具がセットされています。
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3戸のユニットはこの[binario]に接続されていて、たとえて言えば「縁側」のような関係で、外部空間と繋がっています。正面に見えているのがユニットC。バスルームとゲストルームが中にあります。
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[binario]の内側です。半透過のスクリーンで囲われた領域は、屋外ではありますが、部屋のようでもあります。スクリーンのいくつかを開放して外部空間と一体化することも可能です。
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[binario]は光の当たり方により表情を変化させます。灯りがともるころになると[binario]自体が大きな灯りのようになります。
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初めての朝

長崎のヴィッラ。ゲストルームに泊めていただき、初めての朝を迎えました。6時14分朝日が顔を出した瞬間です。
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漆黒に白壁

長崎のヴィッラ。この部屋は床はモルタルの土間。ラワン合板を黒く染めた内部に真っ白の壁がセットされています。倉庫、ギャラリー、ワークショップなどに使われるこの棟のロフトは私の寝床にもなるはずです。幅広い用途を受け止めるこの空間の使われ方によって、「長崎のヴィッラ」は思わぬ成長を遂げるかもしれません。
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これは開口部と同じ形状の展示空間。
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外観はシンプルな寄せ棟の箱。樋はありません。アルポリックの雨戸が閉まっています。
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土壁の部屋

長崎のヴィッラ。この部屋は床がリノリウム。壁と天井には初めて使う霧島のシラス壁。伊礼さんにいろいろ教わりました。こういう繊細な素材もいいですね。壁と床、壁と天井の取り合いは少し工夫しました。落ち着いた空間になったと思います。窓の手前に仕込んだ引戸の開閉により、カーテンやブラインドを使わずに外との関係を調整することができます。
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この部屋も外との繋がり方は同じ。廊下の遠く先の景色は海ではなく東側の山並みの緑。途中にある空間の居心地はまた改めてご紹介します。
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鰹のある宴

とあるガーデンパーティでの1コマ。漁師さんではなく建築家の原尚さんとトム・ヘネガン。おいしそうな鰹でしょ。見事な包丁さばきで5枚に下ろし、炭火で炙って、たたきになりました。緑いっぱいの庭園の中では暑さを感じないのが不思議でした。
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漆喰に橙色

長崎のヴィッラ。この部屋は壁は漆喰。床は勝沼のワイナリーでも使った竹のフローリングです。照明は人感の補助照明とカウンター両脇下の間接口のほかはスタンド対応。東に面した窓には朝陽を遮る引戸が仕込まれています。純白と鮮やかなコントラストをなす微妙な橙色を選びました。もうひとつある橙色の小さな引戸を開けるとバスルームへつながる露地へのくぐり口が現れます。外国からの客の寝室ともなるということもあり、少し遊んでみました。
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曖昧な空間

長崎のヴィッラ。向こうの食卓と手前の厨房の間に「曖昧な空間」が挟まれています。天井は大平版、床はモルタル、壁は外壁材がまわりこんでいて、内外の仕切りがあるという意味で「内部」であるほかは「外部」仕様の空間になっています。「内部」の生活空間と外部とのあいだの緩衝領域になっているわけです。「曖昧な空間」に面した部屋側の開口部のガラス戸と網戸は両側に引き込まれています。この住宅では居室の仕切りの扉はすべてが引戸になっていて、外との関わりあい方を自由に調整できるようになっています。「曖昧な空間」がどのように使われるのか楽しみです。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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