フク、ではなくスリランカLunuganga Estateに暮らす7頭のうちの1頭。バワの自邸だったLunugangaは財団の手で保存管理されていてゲストルームへの宿泊も可能です。バワはモノトーンにこだわって飼い犬はダルメシアンだったそうです。犬の種類が違ってしまっている他は、調度品もメニューも往時のままが継承されているとのこと。素晴らしい体験をしました。フクが逝って8カ月。いいコだったなあ。マルは昨日で3カ月。体重が3.0kgになって早くもハヤを追い越しました。

スリランカの旅。バワのJetwing Lighthouse。先ずはカンダラマ同様アプローチに技ありでした。熱帯のスリランカではあたりまえののようなのですが、ここもレセプションはアウトドア。白い壁から続くトンネルがドラマの始まりです。突き当たりの闇に近い空間はバワ作品におなじみのアーティストLaki Senanayakeの世界。

螺旋階段が緩やかに登っていく円筒形の空間を見上げると頂部ハイサイドからの仄かな明かり。手摺もLakiの作品で埋め尽くされています。

足下の階段を思わず確認するほどの暗さの中に忽然と現れる海へまっすぐに向かうヴィスタ。


ウェルカムドリンクで喉の渇きを潤すピロティテラスの全面に拡がるのは傾き始めた陽に輝き始めたインド洋。文句なしの歓迎です。

そして、夕暮れ

マルのハウス暮らしが長くなったので空模様を睨みながらハウスごと内外を移動。冷房より涼風の方が気持ちいいのは犬も同じ。なんだかのびのび楽しそうです。やっぱりアジアの住まいはこれですね。スリランカから学ぶところ大。新しいハウスは下部のトレーとケージが分離構造になっているので移動が簡単です。フクだったらケージごと持ちあげちゃっただろうけど。

スリランカの旅。シギリヤの大自然に圧倒された私たちを迎えてくれたのは山奥の湖畔の緑に埋もれたかのようなHeritance Kandalama。バワ75歳1994年作のホテル。コロンボとの距離は東京と榛名湖くらいでも、高速道路がないので、体感的にはもっと山奥という感じ。

森の中の長い赤土のアプローチで撒水車を追い越してやっと車寄せに辿りつく。豪壮な建築物の代わりに岩山に挟みこまれたレセプションがいきなり出現したのに、先ずびっくり。西陽を浴びたステージに迎え上げられるかのような華やぎがあります。

向こう側の世界への入り口は洞窟に入り込むような湾曲した通路。美しさに息をのんでしまいます。

そして薄暗い通路を抜けた先の北側のピロティ・テラスでウェルカム・ドリンク。建築は飾りなく質素で、気持ちは周りの大自然に引き寄せられていきます。

建築そのものに強い主張は無く、外壁外側に植物を繁茂させ、岩山を空間に露出させるなど、大自然との同化が主題になっています。予習に眺めていた写真からはこの建築の本質が読み取り切れていませんでした。想定外の感動。ホテルの常識から大きく逸脱した建築を実現させている事業主にも拍手。

ところどころに配置された水も効いていました。
